こだいらぽんたの「基礎学力」勉強日記

基礎学力(高卒程度)を身につけたい。読書も旅もしたい。フットボールも見たい。

自分の常識では考えられない「変な人」の立場で人生相談を書いてみる。

◎11月2日(金)秋晴れ。暖かい。

読売新聞がやっている「発言小町」という匿名で人生相談を書き込める掲示板サイトがある。匿名の人が悩みを掲示板に書き込み、それを読んだ読者がレスをつける。バス待ちの時間でこれを見ることがあるのだが、仕事やらお金やら育児やらさまざまなテーマで投稿されていて「世の中いろいろなトラブルや悩みがあるんだな」と感心する。

しかし、たまに「これ、真面目に書いてるのかな」と首を傾げるような内容に出会う。どう考えても、非難の集中砲火を浴びることをわかっていて投稿しているというか、わざと非難を煽って喜んでいるんじゃないかと思えるような。たとえば、こんな感じだ。

「今、婚活中です。私は45歳で一度も働いたことがないのですが、家事だけは完璧にこなすことができます。自分でいうのもなんですが、美人だし性格もいいし、偏差値の高い大学も出ています。年収1500万円以上の男性が希望なのですが(できれば名の知れた大きな企業に勤めている人がいい)、どうしたら知り合えるでしょうか?」

人生相談をそのまま引用するのはまずいので、上の例文は私が作った。でも、雰囲気は伝わるのではないかと思う。こんな投稿をすればどういう反応がくるかわかりきってるだけに、どこまで本気か限りなく怪しい。暇つぶしに投稿していないか?と疑ってしまう。「ちなみに母とも同居してくれる人がいいです」などと付け加えれば、「おいおい、何様だ」となること必至だ。

自分の「型」から外れた人物像を書くのは意外と難しいが面白くもある。話は違うが、小説やマンガには「普通の常識からかけはなれた考え方や行動をとる人」がよく出てくる。作家は日常生活でよく人を見ているに違いない。自分と似たような人物ばかり登場させるようでは作品にふくらみがでない。そして妙な人に出会うたびに「あ、これ使える」「今度、こういう人登場させようっと」と意外と喜んでいるかもしれない。

日常生活で理不尽な思いをしたら、その「嫌なヤツ」の立場に成り代わって人生相談を自分のノートにでも書いてみてはどうだろうか。意外と「嫌なヤツ」の考えを客観的に見ることができて、滑稽に思えてくるのではなかろうか。

 

*勉強日記

<世界史>

『詳説世界史研究』第Ⅳ部 第13章「帝国主義とアジアの民族運動」に入る。(P393-414)

ブール戦争(南アフリカ戦争)のあらましを初めて知る。ブール人はケープ植民地に入植したオランダ系白人だ。ケープ植民地がイギリス領になったため、ブール人は北の方に移動した。その土地からダイヤモンドと金が出ることがわかり、イギリスと戦争になる。「それ欲しい!」という駄々っ子のような理由で戦争になってしまうのが不思議でならない。イギリスが取った焦土作戦だの、一般ブール人を強制収容所に入れてしまうやり方だのが国際非難を浴びたらしいが、命がけで戦争の惨状を報道する記者がいたということか。

ヴィルヘルム2世が登場してから、ドイツはなんだかよくわからない国になってしまう。ロシアと再保障条約を結ばなかったためにロシアとフランスを近づけてしまうし、イギリスのことは建艦競争や3B政策で刺激するし、モロッコ事件でフランスとの緊張関係を自ら煽って喜んでいるし、いったい何がしたかったのか?

 

にほんブログ村 主婦日記ブログ 勉強している主婦へ
にほんブログ村

ルヴァンカップで湘南が初優勝/村上春樹著『風の歌を聴け』/すんなりと実現した廃藩置県

 ◎10月27日(土)秋晴れ。日差しが暖かい。

ルヴァンカップ決勝の日。湘南ベルマーレvs横浜F・マリノスをテレビ観戦。湘南ベルマーレは前半かなり飛ばしていたので「最後まで持つのか?」とハラハラしながら見ていたら、案の定後半に足が止まってしまった。それでも横浜F・マリノスの猛攻に耐え抜いて、ルヴァンカップ初優勝となった。FC東京が2004年に浦和レッズにボコボコにされながらも必死に耐え抜いて初優勝した時の姿と重なった。だから、湘南サポーターがどれほど嬉しいかもわかる。うらやましいな。おめでとう。

f:id:kodairaponta:20181024233440j:plain

こだいらぽんたの読書日記」に村上春樹著『風の歌を聴けのレビューを載せた。村上春樹のデビュー作を再読して再発見したことがらを書き綴った。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』や『ねじまき鳥クロニクル』などの長編を読んだ後で『風の歌を聴け』を読むと、ここに村上春樹の原点があることがはっきりとわかる。そういう意味では面白い。しかし、村上春樹を読んだことのない人に勧めるかといえば・・・たぶん勧めない。これといった「事件」があるわけではないし、主人公の過去の体験や考えたことが唐突に出てくるので、正直読みにくいからだ。(読みにくいからつまらない、ということではない。)

ところが、Amazonの読書レビューを見ると賞讃の嵐だ。「ものすごく感動した」「素晴らしい」というレビューばかりで、つい「本当かな」と思ってしまう。「なんなんだ、この話は?」というレビューはないのか?と思って捜してみると、少しだけあった。妙にホッとした。

 

ところで、『風の歌を聴け』の場面ごとの描写は心に残るものが多い。主人公の「僕」はレコード店に勤める女の子とひょんなことから親密な関係になる。彼女は子供の頃、電気掃除機のモーターに小指をはさんでしまい、左手の指が4本しかなくなってしまった。そういった「普通」とは違った人のことも、この小説はごく自然に受け入れてしまうのだ。

「ねえ、双子の姉妹がいるってどんな感じ?」
「そうね、変な気分よ。同じ顔で、同じ知能指数で、同じサイズのブラジャーをつけて・・・、いつもうんざりしてたわ。」
「よく間違えられた?」
「ええ、八つの時まではね。その年に私は9本しか手の指がなくなったから、もう誰も間違えなくなったわ。」
 彼女はそう言って、コンサート・ピアニストが意識を集中するときのように、両手をきちんとくっつけたままカウンターに並べた。僕は彼女の左手を取って、ダウンライトの光の下で注意深く眺めた。カクテルグラスのようにひんやりとした小さな手で、そこには生まれつきそうであるかのようにごく自然に、4本の指が気持ちよさそうに並んでいた。その自然さは奇跡に近いものだったし、少なくとも指が6本ならんでいるよりは遥かに説得力があった。(P82)

このくだりには感動した。しまった、結局私も、Amazonのレビューと同じことを言っている。まあ、いいか。

 

*勉強日記

<日本史>

『詳説日本史研究』第8章「幕藩体制の動揺」を終わらせる。第4部「近代・現代」第9章「近代国家の成立」の途中まで。(P312-P337)

化政文化から倒幕までの流れを読む。この辺は日本史で一番面白いところなので、すらすらと進んでしまった。

ロシアの軍艦ポサドニック号が対馬に停泊し、租借地を要求した「対馬占拠事件」については全く知らなかった。島民が激しく抵抗して追っ払ったらしいが、どんな抵抗ぶりを示したのだろうか。

明治政府によって断行された廃藩置県は、比較的すんなりと実現してしまった。福井藩の藩校で物理・化学を教えていたアメリカ人教師の回想録が興味深い。かなりの衝撃を受けただろうに、知識ある藩士たちは「これは日本のために必要なことだ」と語っていたという。さすが松平春嶽の藩だ。欧米と肩を並べるためには、中央集権体制の強化を目指さなければならないという意識が浸透していたのだから。

 

にほんブログ村 主婦日記ブログ 勉強している主婦へ
にほんブログ村

「嫉妬心がほとんどない」のも問題だ!?

f:id:kodairaponta:20181021144602j:plain

◎10月21日(日)晴れ。

【ブログを訪問して下さっている皆様へ】ー6

司馬遼太郎著『新太閤記』(上・下)を読み終わり、『関ケ原』(上・中・下)を読んでいます。東軍の徳川家康vs西軍の石田三成。なぜ石田三成は敗れたのか。秀吉の強引な朝鮮侵略戦争にみんな疲弊しきっていて「豊臣の世はもう嫌だ」と思い始めていたことや、家康の方が光成よりも人心を掴むことに長けていたとか、『関ケ原』からはさまざまなことが読み取れて面白いです。

それに加えてもうひとつ。石田三成には大きな「欠点」があったように思えます。それは嫉妬心がほとんどないこと。自分に嫉妬心がほとんどないから、他人が抱く嫉妬心に気づかない。『関ケ原』に出てくる反光成派はほとんど嫉妬心だけで動いています。「どうして俺は評価されないんだ。あいつばっかりいい思いしやがって」とか「あいつ、正論ばかり言っててどうして偉そうなんだ?」とか。嫉妬心の強い連中は光秀ほど優秀ではないから陰口を叩くことしかできません。もっとも光成はどんなに悪口を言われようとどこ吹く風です。「文句言ってる暇があるなら、自分のやるべきことをやれ!」と言わんばかりの態度で、連中のご機嫌を取ることもしません。しかし、その嫉妬のエネルギーが天下分け目の合戦を後押しする巨大なエネルギーとなってしまう。

天下統一を成し遂げた秀吉の世になって、軍人よりも行政事務を行う官僚の方が重宝されたため、加藤清正福島正則などの古参の軍人たちは官僚の光成に憎しみの矛先を向けます。そこを家康はうまく利用する。嫉妬心は人間なら誰でも持っているということを、家康はよく知っていたように思えます。

話は変わりますが、先日「プロ野球ニュース」で「良い上司とはどんな上司か?」というテーマで解説者が話をしていました。その中で「監督やコーチが選手を気軽に飲みに連れていってもいいじゃない」という話も出ていましたが、私は「飲みに連れて行くこと」には相当慎重になった方がいいような気がします。監督やコーチと選手の間柄は「選ぶ者と選ばれる者」なので、誤解が生じる可能性があるからです。「あいつは飲みに連れて行ってもらったのに、俺はどうして誘われないんだろう」と面白くない気持ちになり、「あいつは個人的に監督と親しいからベンチに入れるんじゃないか」という話になりかねません。嫉妬心が持つエネルギーには用心した方がいいように思います。

       *

昨日はFC東京vsセレッソ大阪を味スタに観に行った。東京はいいサッカーをしていたのに、決めるべきところで決めきれず、セレッソにカウンターを食らって失点してしまった。結果は0-1で敗戦。勝たなければいけない内容だっただけに、くやしくてたまらない。DF丹羽のインタビュー内容がしっかりしていたので、ちょっと気持ちは落ち着いた。しかしどうせなら、最後に平岡翼(たすく)を出して、ボールを徹底的に追い回させてもらいたかった。なにか面白いことが起こったかもしれない。

 

にほんブログ村 主婦日記ブログ 勉強している主婦へ
にほんブログ村

「ながら勉強」は脳の筋トレなのか?

f:id:kodairaponta:20181018144755j:plain

◎10月18日(木)晴れ。

久々の勉強日記だ。よく喫茶店で音楽を聴きながら勉強している人がいるが、私はこれができない。テレビもラジオも全くダメ。耳から知らず知らずに情報が入ってきて、これっぽっちも集中できないのだ。確か茂木健一郎氏だったと思うが、「テレビを見ながら勉強することは、脳に負荷をかけるトレーニングになる」と言っていたのをどこかで見たか聞いたかしたことがある。やっぱり脳に負荷がかかるんだ。筋トレしながら勉強するようなイメージなのだろうか。だったら、初めから無音で「負荷なし」でやった方が効率がいいのではなかろうか。

ただし、これは参考書を読むような受け身の勉強の場合であって、もしかすると小説を書くような能動的な作業は事情が違うのかもしれない。音楽を聴きながらリズムに乗って「音楽を奏でるように」作品を書いている作家とかどこかにいそうだ。

 

*勉強日記

<世界史>

『詳説世界史研究』第12章「アジア諸地域の動揺」を終わらせる。(P371-392)

イギリスが本格的なインド植民地統治を開始し、政府と農民との間を仲介する者に徴税権を与えるようになってから、インド農村社会は変容する。

それまでは、農地の耕作者・宗教関係者・洗濯人・大工・・・と様々な職業を持つ人たちが、地域社会の総生産物を現物で分け合っていた。手当てに格差はあったものの、地域全体でその土地に生きる人たちを支え合うという、共同体的な性格がインドにはあった。カースト制度というと非民主的でどうしようもない制度かのように思えるが、長く続いたからにはそれなりの理由があるのだろう。

たった1人の人間が特定の土地や村落、地域の排他的な所有者と認められるようになるような習慣はインドにはなかったから、農村社会は大混乱をきわめたという。

中国の「太平天国の乱」で有名な拝上帝会はグロテスクだ。洪秀全が生み出した「キリスト教っぽい」宗教集団は大きくなりすぎて内ゲバが起こり、メンバー4万人(!)が殺害されてしまう。社会改革をめざす集団が、最後には仲間割れして凄惨な殺し合いをするという話は他でも聞いたことがあるような気がするが、どうしてこうなるのか?

 

にほんブログ村 主婦日記ブログ 勉強している主婦へ
にほんブログ村

東京ヤクルトスワローズがCS敗退。くやしい!

f:id:kodairaponta:20181014162433j:plain

◎10月14日(日)くもり。後に晴れ間。

昨日は神宮球場東京ヤクルトスワローズvs読売ジャイアンツの試合を観に行った。CSファーストステージ第1戦は、私が大好きなライアンこと小川が先発だったのでおおいに期待して行ったのだが、ヤクルトは打線が湿っていて全然ダメ。ヒットは打つものの、肝心なところでゲッツーになったり三振したりと、ちっとも打線がつながらない。青木がいないとこうも迫力に欠けるものかとがっかりしてしまった。結果は1-4で我が軍(スワローズ)が敗戦を喫した。

だから、今日の第2戦はマシな試合をやってくれると思っていた。それなのに0-4で敗戦。まさか菅野にノーヒットノーランでやられるとは思ってもみなかった。くやしい!

しかし、今シーズンが始まった時、スワローズはぶっちぎりの最下位だった。誰がセ・リーグ2位で終わると思っただろうか。CSは残念だったけど、スワローズファンはそこそこ満足していると思う。いや、最下位だったとしても、「こんなもんかな。しょうがないか」とか言ってそうなのだが。良くも悪くものんびりしているのがスワローズだと思っている。

今年最後の神宮球場は、結果は残念だったが、とても楽しかった。

 

【ブログを訪問して下さっている皆さまへ】ー5

実家の母親が自宅を開放して「お茶会」を開くそうです。ひとりで暮らしていたり、家族と暮らしてはいるけれど話し相手を求めているシニアをお招きして、お茶やお菓子を囲んだ「おしゃべり会」をやるそうです。区役所に相談したら大歓迎されたことや、協力者の友人も数人集めたという話を聞いて、私も協力すべく「お茶会」を告知するチラシを作りました。地域の個人的なつながりは必要なので、「お茶会」がうまく軌道に乗ればいいと思います。

 

にほんブログ村 主婦日記ブログ 勉強している主婦へ
にほんブログ村

受験参考書で学ぶ「基礎学力」はじわじわと効いてくる。

f:id:kodairaponta:20181011144148j:plain

◎10月11日(木)くもり。

【ブログを訪問して下さっている皆さまへ】ー4

10月6日でこのブログも丸二年たちました。ここを覗いてくださっている下さっている皆さま、ありがとうございます。

 

「基礎学力」をつけるため、高校生が使う受験参考書を使って学習してきました。昨年書いたものは「倉庫」に放り込んでしまいましたが、今読み直すとそこそこやっていたみたいです。歴史だけでなく、数学ⅡBや化学も楽しかった。

別に資格が欲しいわけでもなく、大学に入り直したいわけでもなく、明確な「目標」は何もありません。「大学受験参考書が、今さら何に役にたつのか?」といわれると、残念ながら何の役にもたちません。職場で役に立つわけでもなく、給料があがるわけでもない。

でも、じわじわと効いてきます。ほんとです。

即効性はないけれど、じわじわと効いてくるんです。

一番感じられる「効果」は、たいていの本が読み通せるようになったこと。日本史や世界史の基礎知識がないときは、「読んだふり」ばかりしていました。本を開き、なんとなく読み飛ばして、たいして理解していなくても「読んだ」ことにしてしまう。でも、けっこう気持ちは惨めでした。知ったかぶりをしている自分の底の浅さがバレないかと、いつも内心びくびくしていました。どこかで聞きかじった知識を偉そうにひけらかした時の不安な気持ちといったらありません。突っ込まれたら反論できないからです。だって、本当は理解していないんですから。

「基礎学力」の欠損をどうにかしなければならないと思ったのが、およそ10年前です。

実は、高校以前の「基礎学力」も怪しかったので、小学生のテキストにまでさかのぼって勉強したものもあります。都道府県の位置がわからない。正しい漢字が書けない。(「識」なんて、「糸」+「音」+「戈」を組み合わせてバラバラに書いていました。間違えて覚えていた漢字は数限りないです。)でも、しょうがないです。やらないよりはまし。

そんなこんなで「基礎学力」の欠損を補う勉強を始めてからしばらくしてからのこと。

ある日突然本が読めるようになりました。

英語を学習している人が突然「英米ドラマの台詞が聞き取れた!」という体験談を聞くことがありますが、たぶんその感覚だろうと思います。「読めるようになった!」「どんな長編も怖くない!」と思える瞬間。最高です。

 

にほんブログ村 主婦日記ブログ 勉強している主婦へ
にほんブログ村

「夏目漱石の『こころ』はもうひとつよくわからんクラブ」

◎10月6日(土)晴れ。

いつもの本屋さんで本を2冊購入。上原善広著『辺境の路地へ』(河出書房新社村上春樹著『村上さんのところ』(新潮文庫。どちらも圧倒的な面白さだ。さすが。

『辺境の路地へ』を読んで、多くのアイヌの人々が職を求めて関東に来ていることを知った。台東区の「東京都人権プラザ分館」(2017年閉館)に「アイヌの人々に対する特定相談」の窓口があることは知っていたが、「なぜ、東京でアイヌなのか?」と不思議で仕方がなかった。その他のどのルポも面白いが、八甲田山の「怪談」が実話なのか大真面目に検証したものはドキドキしてしまった。「売春島」で客を取り合う呼び込みの婆さんたち。原発で働く作業員のためのオンボロ宿。「こんな風にしか生きられない」人たちがたくさん登場する。小笠原諸島のルポも忘れられない。

村上さんのところ』は、村上春樹氏の期間限定サイトに寄せられた人生相談やら個人的な質問やらに、村上春樹氏が回答したもの。誠実で鋭くて優しくてユーモアたっぷりだ。この本を読んで、村上春樹という作家がますます好きになってしまった。夏目漱石の『こころ』の奥深さを生徒にうまく伝えられないと嘆く高校の先生に、「僕もね、正直言いまして、『こころ』ってよく理解できないんです」「「『こころ』はもうひとつよくわからんクラブ」というのをブログで立ち上げたら、けっこう盛り上がりそうな気がするのですが」には、大笑いしてしまった。

f:id:kodairaponta:20181006152249j:plain

上原善広著『辺境の路地へ』(河出書房新社

 

f:id:kodairaponta:20181006152143j:plain

村上春樹著『村上さんのところ』(新潮文庫

 

*勉強日記

<日本史>

『詳説日本史研究』第8章「幕藩体制の動揺」の途中まで。(P287-311)

最上徳内高田屋嘉兵衛江川太郎左衛門。私がこっそり(こっそりじゃなくてもいいが)尊敬する人々の名前が次々に登場する。

大塩平八郎の乱」がどういうものなのかも初めて知ったようなものだ。大塩平八郎は大阪奉行所の元与力で陽明学者だった。飢饉に苦しむ人たちのために、自らの蔵書を売って救済にあてたがそれでも間に合わず、ついに自分の門弟や民衆を動員して武装蜂起した。なかなか衝撃的な事件だ。

尊王論」が「反幕論」とイコールでないことにも注意が必要だ。本来の「尊王論」は、将軍を敬うことが天皇を敬うことにも通じるという「尊王敬幕論」だった。つい混同してしまう。

 

にほんブログ村 主婦日記ブログ 勉強している主婦へ
にほんブログ村