こだいらぽんたの「基礎学力」勉強日記

基礎学力(高卒程度)を身につけたい。読書も旅もしたい。フットボールも見たい。

15日目(世界史)+読書ノート ソポクレス「オイディプス王」(藤沢令夫訳)

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「青木の世界史B実況中継」に感化されて読んだ本、第二弾。

ソポクレス「オイディプス王」(藤沢令夫訳 岩波文庫を読んでみた。「実況中継」の表記では「ソフォクレス」になっている。

脚本形式だが、非常に読みやすかった。描写が生々しくてグロテスクで迫力がある。

 

バイの王ライオスは「やがて生まれてくる自分の子供に、殺されるだろう」というお告げを受けた。これを恐れたライオスは、妃イスカオテとの間に一子が生まれると、羊飼いをしていた下僕にこの子を手渡し、山奥で葬り去るように命じる。

しかし、この子を哀れに思った下僕は、コリントスで同じく羊飼いをしていた男にこの子を手渡す。「自分の故郷の、遠い他国へ連れ去るだろう」と。

ところがこの子は「オイディプス」と名付けられ、子供のいなかったコリントス王の実子として育てられたのだった。

その後、オイディプスは、旅の途中だったライオスに「三筋の道の合わさるところ」で偶然出会い、実の父親とは知らず家来もろとも殺害してしまう。そして、テバイの王となり、自分の実の母親であるとも知らずにイスカオテと結婚、4人の子供を作ってしまう。

その秘密が劇中で徐々に明らかになり、イスカオテは首吊り自殺。父親殺しと近親相姦の罪に苛まれたオイディプスは自ら自分の両目を刺し貫き、かつて自分が捨て去られた山間へ去る。

 

まず、グロテスクなのが、オイディプスの捨てられ方だ。両足のくるぶしを留金で刺し貫いている。殺すならさっさと殺せばいいのに、なぜわざわざこんなことをする?「オイディプス」は「腫れた足」という意味だそうだ。しかも羊飼いの男に直接子供を「殺すように」と手渡したのは、ライオスではなく、母親のイスカオテだった。この辺もかなり薄気味悪い。

そして、最後に、両目を刺し貫いたオイディプスの様子を伝える男の描写がとても生々しい。ここまでくるとホラーだ。

「いくたびもいくたびもあのかたは、手をふりかざしては両の眼を突き刺しつづけました。そのたびごとに血は瞳より噴き出て顎のひげを濡らし、その有様はとても、したたり落ちる滴というようなものではなく、まさに黒い血のりの雹(ひょう)さながらに、どっと流れて降りそそぐのでした」(115ページ~116ページ)

紀元前に、これだけ迫力のある描写ができる人間がいたことが驚きだ。

解説によれば、ソフォクレスは悲劇競演で24回も優勝しているのだという。しかし「オイディプス王」は二等賞だったらしい。こうした内幕も面白い。

 

<世界史>

「青木の世界史B実況中継」第7回「古代ローマ史(2)」を読む。

ディオクレティアヌス帝のキリスト教徒大弾圧があったり、かと思うと最後はテオドシウス帝によって国教化されていたり、ジェットコースターのような回だった。

青木先生がアウグスティヌスの「告白録」を「一読に値する名著!」と推薦しているので、今度はこの本を読もうと思っている。実は「告白録」と間違えて、マルクス・アウレリウス・アントニヌスの「自省録」を買ってしまった。五賢帝の一人であり、哲人皇帝。その名にふさわしい本だった。もう少しで読み終える。

   ↓

問題集「ツインズ・マスター」06「ローマ世界Ⅱ」の1から16までの穴埋め問題。かんたん。

 

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