こだいらぽんたの「基礎学力」勉強日記

基礎学力(高卒程度)を身につけたい。読書も旅もしたい。フットボールも見たい。

読書ノート 「虫めづる姫君 堤中納言物語」(蜂飼耳訳)+58日目~59日目(日本史、化学)

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作者未詳「虫めづる姫君 堤中納言物語」(蜂飼耳訳 光文社古典新訳文庫)

 

日本史の勉強が平安時代に入ったので、この時代の古典を少し読んでみたくなった。とはいえ、古文は基本文法も単語も全く知らないので、現代語訳で読めてなるべく薄い本を・・・と思い、この本を選んだ。平安貴族はいかにもヒマそうなので、内容の方はあまり期待していなかった。

ところが、いかにもヒマそうな平安貴族の物語は、とても面白かった。だから、あっという間に読んでしまった。「堤中納言物語」は十編の物語と一編の断章からなる物語集だ。もしかするとものすごく有名な物語ばかりなのかもしれないが、高校時代に勉強も読書もしていない私には、どの話も初めてだった。

表題の「虫めづる姫君」は一番印象的だった。化粧っ気のまったくない風変わりなお姫様。着物の着方も変。眉毛は手入れをしていないからぼうぼうに生えている。お歯黒はしていないから歯は真っ白。虫が大好きで、特に毛虫がお気に入り。色気のないお姫様に大輔という侍女がいろいろ文句を言うと、お姫様はぴしゃりと言う。

「悟ってしまえば、恥ずかしいことなんて、なにもないよ。この世は夢幻みたいに、はかないものなんだから。だれがいつまでも生き長らえて、あれは悪い、これは善いなんて、判断できるっていうのよ。そんなこと、だれにもできないじゃない?」(79ページ)

この答えはすごい。侍女は風変わりなお姫様に、なんとか「普通」になってほしくて、いろいろ苦言を呈してしまうのだが、何が「普通」で何が「普通でない」のか、短い人生の中でどうやって見極めるというのだろう、とお姫様は言うのだ。価値観は簡単にひっくり返る。現代に生きる私たちだって見失っていることを、よく平安時代の人間が見抜いたものだと感心する。

そのほか、恋い焦がれる姫君さまのもとに忍び込み、牛車に乗せようとしたところ、間違えて姫君のおばあちゃんを乗せてしまったという笑い話「花桜折る中将」や、突然恋人がやってきたので、あわてて化粧をしようとしたところ、おしろいと間違えて炭を塗りたくってしまい、恋人が逃げ帰ってしまったという「はいずみ」などの話では、きっと平安時代の人々もおなかをかかえて大笑いしただろう。この物語の話をして、きっと盛り上がったはずだ。その光景を想像するととても嬉しくなる。

ただし、古文は現代語訳といえど、登場人物をしっかり把握しておかないと迷子になってしまうので要注意だ。人間関係もややこしいので、この本は線をひいたりマルをつけたり、普段以上に書き込みが多くなった。おそらく古文を読むときも、登場人物はしっかりチェックしなければ、わけがわからなくなるのではないだろうか。今のところ、古文にまで手は回らないが、いつか勉強してみたい気はする。

 

◎勉強日記

<日本史>

「石川の日本史B実況中継」第16回「荘園の発達・武士の成長」の赤字部分をノートに取りながら読む。

寄進地系荘園の解説にかなり費やしているので、この回ではこれがキモなのだろう。ものすごい入れ子構造になっていてどんどん複雑になっているが、搾り取られる農民にとってはあまり関係ない。宇多天皇の名が何度も出てくるが、前回の「阿衡の紛議」をもう忘れてしまう。忘れるたびに何度も前に戻って読み直す。

そして、ようやく武士の時代の到来だ。これから面白くなりそうだ。

   ↓

問題集「教科書よりやさしい日本史ノート」16「地方と貴族社会の変化」のやり残したところと18「荘園の発達と武士の成長」の穴埋め問題。かんたん。

 

<化学>

「宇宙一わかりやすい高校化学(理論化学)」5-12「食酢中の酢酸の濃度決定」から5-14「逆滴定」までの解説を読み、確認問題をやる。

今日で第5章「酸と塩基」を終わらせることができた。確認問題31は、これまでやったことがすべて出てきた問題だった。「シュウ酸は2価の酸だから・・・」と、5-2でやった酸・塩基の価数を確かめながらやってみた。まだまだふらふらしていて、本当に理解しているのか実にあやしい。自力でできないところは解説を読んで納得した。だが、今のところ「答えを見てわかった(ような気がする)」状態だ。 何回もやらないと、なかなか自分のものにできそうにない。

 

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