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こだいらぽんたの「基礎学力」勉強日記

基礎学力(高卒程度)を身につけたい。読書も旅もしたい。フットボールも見たい。

「最高に面白い!なぜ今まで、こんなに面白いエッセイを読まなかったのか!?」 読書ノート 清少納言「枕草子」+67日目~69日目(世界史、数学A)

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清少納言枕草子」(上・下 石田穣二訳注 角川ソフィア文庫

 

自分の不勉強を棚に上げるようで申し訳ないが、高校で古文がつまらなかった理由のひとつが、肝心の「中身」が面白いと思えなかったことだ。おそらく、読解に費やす量が圧倒的に少なかったからだと思う。「枕草子」にしたって、花鳥風月をめでる上品な文章というイメージで、これっぽっちも興味がわかなかった。ところが現代語訳で最初から最後まで読み通してみると、びっくりするほど面白かった。「この感覚、わかるわかる」の連続だ。今まで生き残ってきた古典は、生き残ってきたなりの理由がある。これからも古文を、現代語訳でガンガン読んでみたい。

 

「うん、わかるわかる!」と共感できる話が「枕草子」には実に多い。

あちこち散らかすこどもをほったらかして、おしゃべりに夢中になっているお母さんたちには困ったものだ。たいした注意もせず、「そんなことしちゃだめだよ~」と笑顔で言ってるだけ。甘やかしすぎだ!

・・・これは私が言っているのではない。「枕草子」147段に書かれているのだ。だがこの話、どこかで聞いたことはないだろうか。平安時代も現代も、全く同じことを言っているのが面白い。清少納言も子供がいるので、子供のことはたいてい「かわいらしい」と言っているのだが、「近ごろの三歳児は抜け目がない」(244段)とも言っている。当時は数え年だから、今でいう二歳児のことだろうか?

その他にも「美男子のお坊さんの説教だったら夢中になって聞くけれど、ブサメンのお坊さんの話はあまり聞く気がしない」(30段)とか、「人の悪口を言っているのを聞くと、すぐに怒り出すヤツは困る。人の悪口、楽しいじゃないか!」(255段)とか、「付き合っている男が、元カノの話をするのは最低だ。しかも元カノをほめるなんて最悪だ」(251段)とか、あれもこれもと本音をのびのびと書いてくれているのだ。結局人間って、今も昔もあまり変わらないんだなと思う。

また、宮仕えの人間関係も、会社の人間関係並みに面倒なものだったこともわかる。

たとえば、清少納言のちょっとしたことばに過剰反応する男(源中将)が登場する話だ。「あんたはオレに皮肉を言った。もう絶対にあんたとは口をきかない」とへそを曲げる男。「私が何を言ったというのでしょう。わけがわからない」と清少納言が言い返しても、相手は聞く耳をもたない。(157段)こういう面倒くさい人間はいつの時代にもいるらしい。

頭中将に勝手に誤解され、あからさまに見向きもされなくなるような話もある。だが清少納言も気が強い。本当のことをいわれるならともかく、根も葉もないことを言われても困るとばかりに、無理に釈明するでもなく、意地になって無視している。(78段)この話は、最後の方が面白い。清少納言と頭中将のこじれた人間関係は元に戻るのだ。

誰がああ言ったこう言ったと、傷ついたり、悲しくなったり、心の中がざわざわと落ち着かなくなったり、会社の人間関係はいろいろと大変なのだ。

だが、それでも「女性は、一度も働かずにお嫁さんになってしまうのではなく、一度でいいから外に出て働いたほうがいい」(21段)とも言っている。こういう感覚が平安時代にあったことに驚く。

清少納言が仕えた中宮定子は、お産が原因で25歳の若さで亡くなってしまう。定子が亡くなったと同時に、清少納言も宮仕えを引退して再婚したようだ。(下巻巻末の年表による。清少納言は離婚歴があるというのも初めて知った。)清少納言は、中宮定子がいかに才気があって美しかったか、中宮定子のサロンがいかに華やかだったかをひたすら書いた。定子の評判を落とすことは一切書かなかった。それだけに「中宮およびご一家の栄華も今とは比べ物にならない。こんなことを書くと気が滅入る・・・」(263段)などと弱気なことを書かれると、寂しくなってしまう。

これほど古典に感情移入できるとは思わなかった。「名前だけは知っているけれど、最初から最後まで読んだことのないシリーズ」の読書をこれからも続けたい。

 

◎勉強日記

<世界史>

「青木の世界史B実況中継」第18回「イスラーム文化」を読む。範囲が少ないので、ざっと終わらせた。「タージマハール」は2回も行った。アーグラーという街にあるのだが、そのやさぐれた雰囲気や客引きのうるさいところが「ザ・インド」という感じがして楽しい。

   ↓

問題集「ツインズ・マスター」17「イスラーム化の進展・イスラーム文明の発展」10~19の穴埋め問題。

 

<数学A>

今日から数学Aに入る。全くの未知の領域だ。(どうやって高校を卒業できたのだろう?記憶にない)

「初めから始める数学A」1st day「和の法則と積の法則」の解説を読み、練習問題を解く。「事象」だの「排反」だの、ことばがいかにも「数学」っぽいので、緊張しながら一生懸命読む。それでも「場合の数は集合に似ている」と書かれていることに少しだけ安心する。練習問題をやるときには、ヒントを読んでしまうことにした。未知の領域なのだから、まずは解き方を覚えてしまおう。

   ↓

問題集「基礎問題精講」98「場合の数(Ⅰ)」から101「約数の個数・総和」の例題のみを解く。98の例題は「10円玉5枚、100円玉3枚、500円玉1枚の一部、または全部を用いると、何種類の金額ができるか」という問題だ。「精講」(要するにヒント)によれば、すべての場合の数をいちいち数えるのが手っ取り早いらしい。

問題集をやるときも、ピンとこないときは、さっさとヒントを見てしまうことにする。101の「72の約数の個数と総和を求めよ」という問題は面白かった。なるほど。 

 

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