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こだいらぽんたの「基礎学力」勉強日記

基礎学力(高卒程度)を身につけたい。読書も旅もしたい。フットボールも見たい。

「思想体系がなければ、読書をしても意味がない」 読書ノート ショーペンハウアー「読書について」(鈴木芳子訳)+74日目~78日目(日本史、化学)

読書ノート 勉強日記 日本史 化学

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ショーペンハウアー「読書について」(鈴木芳子訳 光文社古典新訳文庫)

 

この本は読書をライフワークとする人にとって、一度は読むべき名著だと思う。単なるハウツー本ではない。本を読むとはどういうことか、何をどのように読むべきか、読者に真剣に考えさせてくれるからだ。

本をたくさん読めば、自分が賢くなったような錯覚に陥る。しかし、本はただ読めばいいというものではない。「読書するとは、自分でものを考えずに、代わりに他人に考えてもらうことだ。他人の心の運びをなぞっているだけだ」(138~139ページ)と言われるとぐうの音も出ない。まさしくその通りだからだ。

では、どうすればいいのか。ショーペンハウアーは思想体系を身につけることの重要性を強調する。

「思想体系がないと、何事に対しても公正な関心を寄せることができず、そのため本を読んでも、なにも身につかない。なにひとつ記憶にとどめておけないのだ」(P149ページ)

「思想体系」というのは、基礎学力によって培われた、自分の幹となる考え方のことだろう。基礎学力がなければ、その背景がわからないから、何を読んでも理解できない。関心も持てないから、何をどう読めばいいかもわからない。自分の器を超えたものは手に負えないのだ。当たり前のことだが、人は自分の理解できるものしか読めない。

また、この言葉も印象的だ。

「できれば原著者、そのテーマの創設者・発見者の書いたものを読みなさい。少なくともその分野で高い評価を得た大家の本を読みなさい。その内容を抜き書きした解説書を買うよりも、そのもとの本を、古書を買いなさい」(38~39ページ)

古典について書かれた解説書を読んで、その本そのものを読んだ気になってはいけない。必ず原典にあたらなければいけない。ショーペンハウアーに言われると、より一層心が奮い立つ。

「ひっきりなしに次々と本を読み、後から考えずにいると、せっかく読んだものもしっかり根を下ろさず、ほとんどが失われてしまう」(140ページ)

真剣に格闘する価値のある本をこれからも読みたい。その際、理解できないことや信じてもいないことを、理解できたふりや信じているふりをするのはやめよう。それくらいなら、私のような凡人にもできるような気がするからだ。

 

◎勉強日記

<日本史>

「石川の日本史B実況中継②」第19回「平氏政権と鎌倉幕府の成立」を読む。ノートはいつもの手順で取る。

いよいよ鎌倉幕府に行きついた。平清盛源頼朝後白河法皇。このあたりは登場人物のキャラクターがはっきりしていて面白い。特に、平清盛日宋貿易を推進しているあたりがダイナミックでいい。三十三間堂が清盛の手で作られたことは知らなかった。(火災で焼失、鎌倉時代に再建される)歴史に疎い私だが、子供のころ読んだ歴史まんがはよく覚えている。まんがによれば、清盛は熱病を患い、水風呂に入れても風呂の水が熱湯になってしまうのだ。最期に言い残したことばは「頼朝の首を見るまでは死ねぬ!」だった。安徳天皇が乳母に抱かれて海の中に飛び込むところとか、「物語」の部分は印象的で記憶に残っている。だが、源頼朝木曾義仲がどのように戦ったかは全く覚えていない。今回あやふやなところがはっきりしてよかった。

鎌倉幕府が何年に成立したかは諸説あることは知っていた。だから、「いい国(1192)作ろう、鎌倉幕府」は、間違っているのかと思ってもいた。ところが、「実況中継」によれば、そこは考え方次第のようだ。「近衛大将征夷大将軍のいるところを『幕府』と呼ぶ」(39ページ)ので、源頼朝征夷大将軍となった1192年を、名目的には「鎌倉幕府が成立した」と考えてもいいらしい。

源氏が平家の持っていた荘園を奪って、そのまま鎌倉幕府の経済的基盤にしてしまうところもスゴい。人のものをそのまま取ってしまう、その手があったかと。歴史のめぐりあわせは面白いものだ。

   ↓

「教科書よりやさしい日本史ノート」20「平氏政権と院政期の文化」の1~3、21「鎌倉幕府の成立」すべての穴埋め問題をやる。

源義経のイラストがイケメン過ぎる。その隣のページに載っている肖像画がブサイク過ぎる。このひどい肖像画の人物がどうしてカッコいい人物だと思われるようになったのか。実に不思議だ。

 

<化学>

「宇宙一わかりやすい高校化学(理論化学)」6-10「酸化還元滴定」から6-11「イオン化傾向」の解説を読み、確認問題をやる。

確認問題は「半反応式→イオン反応式→化学反応式」がわからないとできないので、もう一度前回やった範囲をやり直す。金属のイオン化傾向列(イオンになりやすい順に金属を並べたもの)の暗記の仕方は面白い。「リッチに貸そうかな、まぁあてにすんな、ひどすぎる借金」。すぐに覚えることができた。

最後のPtとAuは空気中で酸化されず、水にも反応せず、王水にならやっと反応する。金とプラチナはすごい金属なのだ。You Tubeで金を王水に反応させる実験がいくつも見られる。こういう実験の動画は面白くて、いろいろ見つけては見入ってしまった。いくら金が王水に反応するといっても、じゅわーっと派手な反応の仕方をするのかと思いきや、ほんの少しずつしか反応しない。金は最強だな、と感心してしまう。

 

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