こだいらぽんたの「基礎学力」勉強日記

基礎学力(高卒程度)を身につけたい。読書も旅もしたい。フットボールも見たい。

「この本で職場での悩みが吹っ切れた。書評というよりは人生相談の書」 読書ノート 佐藤優著『僕ならこう読む』+146日目~147日目(世界史、数学A)

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佐藤優著『僕ならこう読む』(青春新書インテリジェンス)

 

この本は佐藤さんの本の中ではかなり読みやすく、読むのが遅い私でも2時間もあれば読める。『僕ならこう読む』というタイトルから、書評だけが書かれているのかと思いきや、中身は「人間関係で嫌なことがあったのですが、どうしたらいいでしょうか?」という問いかけに、佐藤さんに親身になって相談にのってもらっているような本だった。

(ぽんたの相談)

こだいらぽんたです。パートで働いています。最近、ある男性職員の人から仕事についてダメ出しされました。私の仕事のやり方を変えるように言ってきたのですが、どうしても納得いきません。男性社員の提案する方法で、お客様に喜んでいただけるとはとても考えられないのです。

さらにくやしいのは、その男性社員が「言いやすい人」を狙い撃ちしていることです。強い立場の人、なにかひと悶着起きそうな相手には何も言いません。私は甘く見られているのです。

自分はパートだと思うと何も言い返せませんでしたが、なにかモヤモヤします。

どうしたらいいでしょうか。

 

この(脳内)相談に対する回答が具体的だ。「一番いいのは仕事の成績を上げること」だという。そりゃそうだ。しかし私のように平均点をうろうろしている人間はどうすればいいのか?

後ろ向きのように聞こえますが、目立たないようにすることです。特に最近は社会全体に組織化、管理化が進み、少しでもはみ出した行動をとると周囲から目をつけられがちです。気配を消すという言葉がありますが、不要な自己主張をせず、組織の流れと空気をある程度読んで行動することです。どうも窮屈な話で気分が滅入りそうですが、現実的に対応する必要があります(P107~108)

いや、ちっとも後ろ向きじゃない。それどころか、この言葉で早くも気持ちが晴れた。下手に言い返して目立つような行動をしてはいけない。同時に、自分の立ち位置を客観的に見なさいと言われているような気がした。自分はしがないパートなのだ。

それに、男性社員も上からのプレッシャーがきついのかもしれない。会社の業績は正直右肩下がりなので、何か手を打たなければいけないと躍起になっている。それで「何かやってますよ」というアリバイ作りで、男性社員も「パートの指導」をやらなければいけないのかもしれない。彼もかわいそうなのだ。

一つの会社で上手に生きるには、部署ごとにその内在論理を見極める必要があります。それには、対象をよく観察したうえで、相手の価値判断の基準を知ることが重要。簡単にいえば、何を評価して何をタブーとするのか。その二つをまず押さえます。組織が求めているもの、最も評価する行動や結果は何かを明確にする一方で、その組織が最もイヤがることは何かをはっきりさせる。このポイントを押さえるだけで、行動や対応が格段に適切なものになるはずです(P111)

これも目から鱗の助言だった。そこで自分に問いかけてみた。相手の言うことは「ありがたく」適当に聞いておいて、自分のやり方を変えないことは可能だろうか?それとも、自分が納得しているかどうかは別にして、男性社員の言われたとおりにしなければ、会社の空気を読んでいないことにつながるだろうか?

答えは、聞き流しても大丈夫だという(私自身の)結論に至った。このことが今のところ会社のタブーに抵触するとは思えない。よくよく整理してみると、私の悩みはつまらないことだったと判明した。どうしよう。

もちろん「最も評価する行動」に関しても気を配らなければならない。次は、遠藤周作の『沈黙』や三浦綾子の『塩狩峠』に描かれた自己犠牲の精神の流れからの記述だが、とても参考になった。

ちょっとした自己犠牲と言うのは日常でも多々あるし、それを積み重ねることで大きな結果につながるのだと思われます。たとえば日ごろの生活や仕事で、ちょっと自分が損することを実行してみるのです。仕事を一緒にするときに自分が仕事を多めに負う。宴会の幹事や飲み会の企画など人がやりたがらない仕事をやる。直接利益にならないことでも淡々と引き受ける。(P101)

これは職場で実践してみようと思う。きっと味方になってくれる人ができるはずだ。

それにしても佐藤優さんは本当に優しい人だ。ものすごく頭がいいのに、ちっともいばった感じがしないのがいいところだ。人間関係に悩んでいる人には、この本をおすすめする。

 

◎勉強日記

<世界史>

「青木の世界史B実況中継②」第29回「中国史(7)ー明(最後の中華帝国)ー」の赤字部分をノートに取りながら、流れをつかむように読む。

以下、気になったところをメモ。

・907年に唐が滅亡してからというもの、中国全土を支配した漢民族王朝北宋・明の2つしかないというのが意外だ。漢民族の国こそ中国、というイメージだが。朱元璋の似顔絵はひどすぎないか?と思ってネットで調べたら、かっこいい肖像画と性格がひん曲がっていそうなブサイクな肖像画とふたつのパターンが出てきた。どっちが本当なのだろうか。

・200隻の大艦隊を率いて南海大遠征をおこなった鄭和の話はわくわくする。イスラーム教徒でありながら、メッカに行けなかったのはさぞかし残念だっただろう。

豊臣秀吉李朝朝鮮国に対する侵略に対して、明が援軍を送ったのは知らなかった。朝鮮半島で日本は中国とも戦ったのか。

・中国史上一番の悪人といわれている(!)魏忠賢という人物が気になる。いったい何があったのだろう。おそろしい。

   ↓

問題集「ツインズ・マスター」27「東アジア世界の動向」13~18までの穴埋め問題。かんたん。

 

<数学A>

「初めから始める数学A」12th day「円の性質」と13th day「作図」をまとめてやる。解説をよく読み、練習問題をやる。接弦定理や方べきの定理の証明がしっかりと書いてある。方べきの定理は、ふたつの三角形の相似比から求められる。練習問題は基本中の基本でかんたんだった。

13th dayの「作図」は、コンパスを持っていないので(この単元のためにわざわざ買う気が起きなかったので)ただ読んだだけだ。作図なら中学校で散々やったので覚えている。しかも大好きだった。今では高校でやるのだろうか?

   ↓

問題集「基礎問題精講」55「接弦定理」から60「四角形への応用」の例題のみを解く。

中点連結定理のような「ナントカの定理」は、自明のものとして使えるので本当に便利だ。証明問題は例によって、自分の解答があってるかどうかわからない。いや、あっているのだろうけれど、いつも模範解答より余計なことをたくさん書いている。これでいいのだろうか?確認できないのが独学のつらいところだ。

図の問題は、図そのものを必ず写す。順調に解き進めていたが、60(2)の証明問題でつまづく。解答を見てもどうしてもわからない。くやしいがあきらめる。このテキストもあと3問で終わりだというのに。

 

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