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こだいらぽんたの「基礎学力」勉強日記

基礎学力(高卒程度)を身につけたい。読書も旅もしたい。フットボールも見たい。

「日本が沈没したらどこに行けばいい?難民になることのリアル」 読書ノート 小松左京著『日本沈没』(上・下)+172日目~173日目(世界史、数学Ⅱ)

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小松左京著『日本沈没』(上・下)小学館文庫

 

1973年に出版されたこの本を今さら読む気になったきっかけは、最近テレビでやっていた『日本沈没』の映画をたまたまチラ見したことによる。「科学の粋を集めて日本沈没の危機を救う話かな」と思っていたらとんでもない。最後は日本列島が沈没して終わってしまうのだ。だが、荒唐無稽な話だと笑えないシーンもあった。近いうちに日本が沈没するという予想を受けて、各国首脳が「日本人難民をどうするべきか」と喧々諤々やっている場面はとても印象的だった。

自分の国に住めなくなって、船に乗って海上をさまよっている難民のニュースはよく

見る。しかし、あの船に乗っているのが自分だったとしたら?『日本沈没』は、自分が難民になってしまったらどうすればいいのだろうと、初めて真剣に考えさせてくれたのだ。

原作は、映画以上に迫力があった。地殻変動によって火山は爆発し、大地震は起き、そのあと津波がやってくる。地震津波はセットなのだ。東京では「第二次関東大震災」が起き、壊滅的な打撃を受ける。

駅の構内にあふれた人々は、プラットホームからこぼれ、そこへ数十秒間隔ではいってくる国電がつっこみ、急ブレーキに後の車両が追突し、さらに路上では、ハンドルをとられたタクシーの群れが、相互に団子衝突をやり、その何割かは歩道にむかってのし上げてきた。

地下鉄は、一瞬にして停電し、暗黒の地下では、すさまじい震動におびえる人々の鳴き声や叫び声が、ひびいた。そこへ、どこかの河川の底が抜けたのか、どっと泥水があふれこんできた。・・(中略)・・そして、河川をうめたてた上につくった部分の数ヵ所で、高速道路の橋脚はもろくも傾き、道路はひん曲がって、何百台もの自動車を、砂をこぼすように地上にぶちまけた。   洩れたガソリンの上に、団子衝突の火花がとび、たちまち引火する。東京の空からは、火と車の雨が降ったのである。(上巻P347~348)

 「第二次関東大震災」は、大正時代に実際にあった関東大震災との比較で書かれている。先の関東大震災では、江東区で全死者の4割が亡くなったという。東日本大震災を経験した今では、描写がリアルすぎてよけい恐ろしい。小説では芝浦に真っ黒な津波が押し寄せる。津波地震はセットなのだ。

日本政府も日本が沈没する前に、なんとかなるべく多くの日本人を受け入れてもらうよう各国に働きかけるのだが、「住民の反感、キャンプのスラム化、疫病の発生、紛争や犯罪や官憲との衝突や  やっかいなことが起こりますぞ」(下巻P234)なんて渋られるが、そりゃそうだと思う。小説では皇室はスイスに行く。オーストラリアもモンゴルもアメリカも中国もそこそこ受け入れてくれる。でもどこに行ってもいじめられ、不気味がられ、苦労するだろう。

最後の渡老人のことばが身にしみる。

この四つの島があるかぎり・・・帰る”家”があり、ふるさとがあり、次から次へと弟妹を生み、自分と同じようにいつくしみ、あやし、育ててくれている、おふくろがいたのじゃからな。・・・だが、世界の中には、こんな幸福な、温かい家を持ちつづけた国民は、そう多くない。何千年の歴史を通じて、流亡を続け、辛酸をなめ、故郷故地なしで、生きていかねばならなかった民族も山ほどおるのじゃ・・・。(下巻P376)

 この小説は現在でも全く色あせていない。ぜひ多くの人に読んでもらいたい。

 

◎勉強日記

<世界史>

「青木の世界史B実況中継②」第33回「大航海時代ー『世界史』の成立ー」の赤字部分をノートに取りながら、流れをつかむことを心がけながら読む。地図がでてきたときは、ノートに写す。地理は特に弱いので。

ラス=カサスの『インディアスの破壊についての簡潔な報告』は読んでみたいような、開くのがこわいような。インディオを征服した人たちはキリスト教徒だったはずだが、なぜこんなに不寛容で残酷なのだろう。西アフリカから新大陸に送られた奴隷の話も恐ろしい。

アジアは、明やムガル帝国のような強国があったために、ポルトガル人やスペイン人が新大陸にやったようなひどいことはできなかったらしい。日本は間接的ながら、中国やインドに助けられた。ありがとう。

農場領主制の解説はとてもわかりやすかった。忘れないようにしておこう。

   ↓

問題集「ツインズ・マスター」30「ヨーロッパ世界の拡大」の穴埋め問題をやる。かんたん。

 

<数学Ⅱ>

「初めから始める数学Ⅱ」3rd day「2次方程式の解と係数の関係、解の符号の決定」の解説を読み、練習問題をやる。

対称式は数学Ⅰでも出てきた。だからまだまだ余裕があるというか、数学Ⅰの復習のような感じだ。「負」の概念が出てくるのはあくまで実数の世界だということを確認した。

   ↓

問題集「基礎問題精講 数学ⅡB」17「解の判別(Ⅰ)」~23「虚数解」までの例題のみ解く。

18「解の判別(Ⅱ)」は、面倒だったができた。「表をつくること」というヒントを見なければできなかったが。

20「i を含んだ方程式(Ⅱ)」では、「判別式は、2次方程式の各係数がすべて実数のときにしか使えない」ことを確認する。知らなかった。

 

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