こだいらぽんたの「基礎学力」勉強日記

基礎学力(高卒程度)を身につけたい。読書も旅もしたい。フットボールも見たい。

日本史を掘り下げて知りたい人に超おすすめ! 野島博之著『三行で完全にわかる日本史』

◎2月16日(金)晴れ。

面白い本が出た。「この本を読めば日本史のアウトラインがだいたいわかる」という初学者用の本は数多くでているものの、初学者もマニアックな日本史ファンも両方楽しませてくれる本にはなかなか出合えない。

日本史に少しでも興味を持っている方にはおすすめだ。歴史の見方が変わる。

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【読書ノート】野島博之著『三行で完全にわかる日本史』(集英社

三行ってなんだ?と思われるかもしれないが、本当に三行なのだ。

たとえば、「ワシントン会議」の項の三行解説はこうだ。

ワシントン会議

第一次大戦が超悲惨で世界は「戦争ヤダ!」的空気。

でも日本は大儲けしたので周りの国と温度差が。

日本は軍縮会議に出て協調はしたけど、不満顔・・・。(P163)

三行解説には「もう少しだけ詳しく」という詳細解説がついている。これがかるーいノリの解説ながら、わかりやすくて面白い。

ワシントン会議第一次世界大戦後、アメリカ大統領ハーディングの提唱で行われた軍縮会議だ。 900万人も死者を出した世界大戦だが、主戦場はヨーロッパにすぎず、日本が総力戦で戦ったわけではない。むしろ日本は、他国が殴り合っている隙に中国に進出したり、ヨーロッパへの輸出が増えたりでおいしい思いをしている。世界と日本に軍縮に対する温度差があったことは、この時代を知るうえでかなり重要だ。こうした「時代を知るうえでのキモ」がピンポイントでわかるようになっている。

「戦争に勝ったら儲かるんだもん」と完全にギャンブル中毒者みたいになっている日本と「戦争という名のギャンブルは勘弁」と思っている世界との対比の仕方が笑える。なるほど。苦手な人が多いであろう明治・大正・昭和史も、すんなり頭に入ってくるから不思議だ。

ほかにも「関ケ原の戦い」は豊臣vs徳川の戦いではなく、豊臣家内の政権抗争だったとか、「第二次世界大戦」で日本はアメリカに負けたのではなく中国に負けたのだとか、目からうろこの知識が多い。読み物として面白いので超おすすめ本だ。

 

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