こだいらぽんたの「基礎学力」勉強日記

基礎学力(高卒程度)を身につけたい。読書も旅もしたい。フットボールも見たい。

松本清張著『昭和史発掘』全9巻読了。この本で「二・二六事件」の全貌がわかる。

◎7月30日(月)くもり時々晴れ。

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松本清張著『昭和史発掘』全9巻を読み切った。「二・二六事件」に関わるさまざまな資料が淡々と並べられていて、それだけに迫力があった。

一番ぞくっときたのが、軍司令部が将校たちに自決を促した場面だ。「全員自決」が必然的なものと予定され、病院からは看護兵が遺体処理のために、脱脂綿や消毒薬を準備して駆けつけていた。会議室には棺桶まで用意されていた。この光景はすさまじい。

決行将校たちは、自決強要に反発し、公判闘争で自分の信念を主張することを選んだ。ところが、裁判は非公開。弁護士もなく、上告もなく、一発で結審する軍事裁判。決行将校たちは死刑を言い渡され、次々と処刑されていく。

一方、青年将校たちを煽った上層部は、いざ事件が起きるとみんな逃げてしまった。なんともやるせない結末だ。

 

*勉強日記

『詳説世界史研究』『詳説日本史研究』を読み、『書き込み教科書』に書き込むことで読んだ内容を確認しているが、世界史の方の『書き込み教科書』が『詳説世界史研究』にあまり対応していない。少し戸惑ったが、『詳説世界史研究』とは別の読み物として『書き込み教科書』を使うことにした。

<世界史>

『詳説世界史研究』第4章「イスラーム世界の形成と発展」の続きから、第5章「ヨーロッパ世界の形成と発展」まで。(P146-192)

14世紀に黒死病(ペスト)が大流行したとき「鞭打ち苦行団」とやらが登場する。「ペストは罪深い現世を罰する神の手段だ。悔い改めなければ自分は救われない!」と、公衆の面前で血が出るまで自分自身を鞭で叩いた集団がいたらしいが、「公衆の面前で」というのが、どうにもパフォーマンスくさい。

イスラーム思想界は、10世紀以後しだいに神秘主義思想の影響を強く受けるようになったが、信仰と理性の調和がよく保たれていた。それは神学者ギリシア哲学の用語と方法論を学び、信仰を理論的に基礎づける神学の体系を樹立したからである」(P149-150)という一節を改めて噛み締めて読む。

 

<日本史>

『詳説日本史研究』第2章「律令国家の形成」の続きから、第3章「貴族政治と国風文化」まで。(P92-119)

平安初期の政治改革で、令に定められていない新しい官職(令外官)が登場する。官職一覧表を見ながら、自分だったらどの役職をやりたいか考えてしまった。なるべく楽チンなのがいい。絶対にやりたくないのは検非違使(けびいし)だ。犯人検挙、風俗取締り、訴訟、裁判。休むヒマがあるのか?

藤原純友の乱」の藤原純友には驚きだ。海賊を使って、伊予(愛媛)から淡路島まで占領し、大宰府まで攻め落としたとは知らなかった。細かい情報が書いてあるのがこの本のいいところだ。

 

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