こだいらぽんたの「基礎学力」勉強日記

基礎学力(高卒程度)を身につけたい。読書も旅もしたい。フットボールも見たい。

「夏目漱石の『こころ』はもうひとつよくわからんクラブ」

◎10月6日(土)晴れ。

いつもの本屋さんで本を2冊購入。上原善広著『辺境の路地へ』(河出書房新社村上春樹著『村上さんのところ』(新潮文庫。どちらも圧倒的な面白さだ。さすが。

『辺境の路地へ』を読んで、多くのアイヌの人々が職を求めて関東に来ていることを知った。台東区の「東京都人権プラザ分館」(2017年閉館)に「アイヌの人々に対する特定相談」の窓口があることは知っていたが、「なぜ、東京でアイヌなのか?」と不思議で仕方がなかった。その他のどのルポも面白いが、八甲田山の「怪談」が実話なのか大真面目に検証したものはドキドキしてしまった。「売春島」で客を取り合う呼び込みの婆さんたち。原発で働く作業員のためのオンボロ宿。「こんな風にしか生きられない」人たちがたくさん登場する。小笠原諸島のルポも忘れられない。

村上さんのところ』は、村上春樹氏の期間限定サイトに寄せられた人生相談やら個人的な質問やらに、村上春樹氏が回答したもの。誠実で鋭くて優しくてユーモアたっぷりだ。この本を読んで、村上春樹という作家がますます好きになってしまった。夏目漱石の『こころ』の奥深さを生徒にうまく伝えられないと嘆く高校の先生に、「僕もね、正直言いまして、『こころ』ってよく理解できないんです」「「『こころ』はもうひとつよくわからんクラブ」というのをブログで立ち上げたら、けっこう盛り上がりそうな気がするのですが」には、大笑いしてしまった。

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上原善広著『辺境の路地へ』(河出書房新社

 

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村上春樹著『村上さんのところ』(新潮文庫

 

*勉強日記

<日本史>

『詳説日本史研究』第8章「幕藩体制の動揺」の途中まで。(P287-311)

最上徳内高田屋嘉兵衛江川太郎左衛門。私がこっそり(こっそりじゃなくてもいいが)尊敬する人々の名前が次々に登場する。

大塩平八郎の乱」がどういうものなのかも初めて知ったようなものだ。大塩平八郎は大阪奉行所の元与力で陽明学者だった。飢饉に苦しむ人たちのために、自らの蔵書を売って救済にあてたがそれでも間に合わず、ついに自分の門弟や民衆を動員して武装蜂起した。なかなか衝撃的な事件だ。

尊王論」が「反幕論」とイコールでないことにも注意が必要だ。本来の「尊王論」は、将軍を敬うことが天皇を敬うことにも通じるという「尊王敬幕論」だった。つい混同してしまう。

 

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