こだいらぽんたの「基礎学力」勉強日記

基礎学力(高卒程度)を身につけたい。読書も旅もしたい。フットボールも見たい。

目標設定に「世界を知りたい」と入れると、AIは快楽中毒から逃れることができる。/読書ノート三冊

◎12月8日(土)晴れ。空気が冷たい。

最近読んだ本の読書ノートをかんたんに記しておく。

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木村草太・佐藤優・山川宏著『AI時代の憲法論ー人工知能に人権はあるかー』 (毎日新聞出版

憲法学者神学者・AI技術者。畑違いの三人の話が絶妙に噛み合っていて面白い。山川氏によれば、AIは快感シグナルだけを送り続けると麻薬のような中毒症状になってしまい、全然使えないAIになってしまうらしい。それを避ける方法として今のところわかっていることがあるそうだ。AIの目標として設定する価値関数の中に「世界を知りたい」という要素を入れると、中毒から逃れることができるのだそうだ。ちょっと鳥肌が立った。人間と同じじゃないか。すばらしい話だ。

 

もうひとつ驚いたのは、「韓国はいまだ大気圏外にものを送ることができない」という佐藤氏の話だ。だから韓国はいまだ衛星を打ち上げられない。北朝鮮の方が進んでいるというのはちょっと意外だった。

 

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阿川佐和子・大塚宣夫著『看る力ーアガワ流介護入門ー』(文春新書)

この本は抜群に面白かった。認知症の母の介護をしている阿川佐和子氏と、老人介護・医療に特化した「よみうりランド慶友病院」の会長・大塚宣夫氏の共著。いろいろと不安になる親の介護問題だが、この本を読んで明るい気持ちになれた。老人にとって、自分が必要とされる場所を持つことがいかに大切かということがわかる。介護される側がどのようなことを考えていて何を望んでいるのか、わかりやすく教えてくれる本だ。

 

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酒井順子著『子の無い人生』(角川文庫)

私は子供が欲しいと思ったことがないのであまりピンとこないが、子供がいないことにプレッシャーやら劣等感を感じる人は一定数いるらしい。そんな人にはぜひこの本を読んでもらいたい。子供を持とうが持つまいが、他人の気持ちがわかる人にはわかるし、他人の気持ちに鈍感な人はあくまで鈍感だ。そこに相関関係はない。ユーモアのある数々のエッセイには「家族はこうあるべきだとか、女(または男)はこうあるべきだという考えで世の中押し通すと、生きづらい世の中になってしまう」という明確なメッセージが込められている。

日本の養子縁組事情の話も興味深かった。家族の形態はひとつだけではないことを心しておこう。

 

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