こだいらぽんたの「基礎学力」勉強日記

基礎学力(高卒程度)を身につけたい。読書も旅もしたい。フットボールも見たい。

今読んでいる本三冊/ブログを訪問して下さっている皆さまへー9

◎2019年7月5日(金)くもり。

今、同時進行で読んでいる本は三冊だ。軽い新書なら一気読みしてしまうが、精読すべき本は複数冊同時に読むと、最後まで飽きずに読める。切りのいいところで切り上げて、次の本に移る。それを繰り返していると最後までいつの間にか辿りついている。

 

桑原武夫編『日本の名著ー近代の思想ー』(中公新書

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日本橋丸善で「桑原武夫」の名を見た瞬間、迷わず購入。明治維新から1945年までの、哲学・政治経済・社会・歴史・文学論・科学を対象にした名著50を紹介している。福沢諭吉、田口卯吉、中江兆民にはじまる著作の紹介は、原典にあたらなければと思わせるものばかりだ。大杉栄だって北一輝だっている。絶版になっているものも多く、どれだけ手に入るかわからないが、読みたくてたまらなくなってくる。

 

アンドレ・ジイド著『贋金つくり』(川口篤訳/岩波文庫

桑原武夫が『文学入門』で選んだ「世界近代小説50選」の中のひとつ。上下2分冊になっているが、上巻は読んだ。今読んでいるのは下巻だ。「世界近代小説50選」はすでに20作品読んでいて、これが21作品目となるが、私はフランス文学が一番好きみたいだ。詳しい感想は最後まで読んでから書く。

 

大澤真幸著『社会学史』(講談社現代新書

本書は講談社の編集者を前に行われた「社会学史」の講義を基に作られている。いわば「社会学」の通史だが、ものすごく面白いしわかりやすい。

たとえば、こうだ。無神論で有名なフォイエルバッハは「神様って、人間が作った妄想だよな」と言った。しかし、人間の内側に、神に相当する何らかの実体があるということは認めざるを得ない。それは何か?     というように、誰にでもわかることばで解説されている。専門用語ももれなく解説付きだ。完全にものごとを理解している人は、わかりやすいことばで説明できるんだなと感心する。

 

【ブログを訪問して下さっている皆さまへ】ー9

読書は受け身の作業だなとつくづく思います。本を読むことは楽しいし、いろいろ学んでいる気にはなるのですが、じゃあ読んだことを生かして「論文みたいなもの」が書けるかといえば書けるわけがありません。致命的なのは、自分自身で問いが立てられないという点です。アカデミズムの世界にはとことん向いていないことを痛感します。

ところで『古市くん、社会学を学び直しなさい!』(光文社新書)に登場した上野千鶴子さんによれば、学者は研究論文を書き続けていないと、そのうち書けなくなってしまうのだそうです。才能が枯渇して詞や曲が書けなくなったアーティストのごとく、論文が書きたくても書けなくなってしまった研究者。苦しいだろうなあ。つくづく厳しい世界だと思います。

 

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